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感想・レビュー・書評
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山口連続殺人放火事件の取材記録というような本。この本で何か新事実が分かるとか、そういったことはあまりない。
強いて言うなら、当初の報道時によく言われていた「新入りが村八分にされて殺人に至った」事件ではないということは、あまり報道だけでは分からない事実だったかもしれない。
実際に私も限界集落に対して「そういうことが起きてもおかしくないよな」という先入観を持っていたことに気づいて反省した。
とは言えこの取材記録の中で書かれている限界集落でうわさが1つの娯楽になっている風潮というのは、多かれ少なかれどこの田舎でもあるのではないか?と田舎出身の私は思う。
限界集落で人間関係が狭くなっていた分、より発展しやすくなってしまったということもあるのかと思うが、日本の人口減で今後はどんどんと限界集落化が進む可能性もあり、同じような事件はいつ起きても不思議ではないのだろうなとも感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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