ルポ歌舞伎町 [Kindle]

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  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (189ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 歌舞伎町の裏の裏を知ることができる
    特殊で興味深い世界のドキュメンタリー
    歌舞伎町の歴史、建物、お店、それにまつわるエピソード、実際に街を歩いてみたくなった

  • 歌舞伎町の裏社会に着いて、綿密な調査に基づき書かれている。麻薬や買春と言った犯罪が蔓延り、ヤクザや外国人による違法労働の実態など一般人なら一生無縁であり、また知る必要がない内容も多い。雑学的教養を志向する人向けの娯楽本として割り切って読んで欲しい。

  • 國友さんの文章は読みやすく、たまに笑える箇所もあって一気に読み終わる。
    ルポ西成もおもしろかった。

    なんとなく表面上しか知らないことを、一歩深く書いてくれている。
    読み手にも、もっと知りたいと思わせてくれる。

  • 知りたくてもテレビなどでは伝えることができないリアルな情報が、そこで生きる人たちとのインタビューから得られている。
    そうなんやー。。っていうちょっと引き気味なこともありつつ、こういった人達もいるんだなと新しい多様性をみた。

  • 20代の自分にとって歌舞伎町というとティックトックで流れてくるようなトー横界隈、風俗、ホス狂といった動物園的なイメージだった。
    それらをより詳しく知るとともに、歌舞伎町の歴史や裏の社会を知ることかできて面白かった。世の中色々な人がいるなあと改めて感じる一冊。

  • 最近話題になったニュースの背景を深掘りできます

    ホストの売掛金問題、ハワイでの入国拒否が話題になった出稼ぎ風俗嬢、筋モンGOことスカウト狩りが起きた背景、六本木や原宿にいる黒人の正体など、最近ニュースへの理解度が深まり長年の疑問が解消されました。

    そしてストーカー・スマッシャーのチャーリーがいい味を出しています

  • さらばの本ダレより

  • 歌舞伎町に生きる人々を綴った本。
    風俗嬢にTwitterのアカウント運用させて、どうやったら稼げるのかときたDMをスカウトに繋ぐとか面白かった。納得できる。

  • 2024年1月

    すごく面白かった。読み応えがあった。同著者の他のドキュメンタリーも読んで見ようと思う。

    この世には触れてはいけないタブーがたくさんあるということを学んだ。知らないほうが良いこともある。まさに「知らないという罪と知りすぎる罠」(相川七瀬/Round ZERO)である。

    個人的にはホストの章、チャーリーさんの章が興味深かった。6章に登場する、歌舞伎町を50年間撮り続けているカメラマンの篝さんの「たしかに俺は五十年間歌舞伎町を撮り続けているが、〝昔はこうだった〟なんて言うつもりはない。「國友さん、俺は変化が好きなんだ。三百六十五日、同じ日が続いてごらん。それじゃ刑務所と一緒じゃないか。」という言葉が印象深い。古いことにこだわらず、現在を好きになれ、という篝さんからのメッセージだろう。

  • 社会の建前しか私たちは知らないということを思い知らされる。こういうルポはワクワクする。私も変化が好きだ。

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著者プロフィール

1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。水商売のアルバイトと東南アジアでの沈没に時間を費やし7年間かけて大学を卒業。2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 ―七十八日間 ドヤ街生活―』(彩図社)でデビュー。著書に『ルポ路上生活』 (KADOKAWA)、『ルポ歌舞伎町』(彩図社)がある。

「2023年 『ルポ路上生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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