なぜ私たちは存在するのか ウイルスがつなぐ生物の世界 (PHP新書) [Kindle]
- PHP研究所 (2023年3月24日発売)
本棚登録 : 14人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
covid-19が出てきてから、これまでより著者の本を含め生物学に関する本を更に多く読むようになった。ウイルスは遺伝、生物の進化にも大きく関わっており、生物に感染し、病原性を持つのはウイルスのほんの一握りの性質である。なぜウイルスが存在しているか、それが進化の過程でどのような役割を担っていたか、解明できていないことは多い。地球が生まれ、生命が誕生し、ミクロでもマクロな世界でも、生物と無生物が複雑な関わり合いの中で連綿と時は続いている。個にこだわり過ぎる世の中で、我欲や煩悩が強すぎることでかえって生きづらくなることもあるが、全体の流れの中でその個は単にその構成要素に過ぎない。「諸行無我」、個は単独では生きられず、万物から与え、与えられて存在している、その事を忘れるべきてはない。
全3件中 1 - 3件を表示