ほろよい読書 おかわり (双葉文庫) [Kindle]

著者 : 青山美智子 朱野帰子 一穂ミチ 奥田亜希子 西條奈加

• 双葉社 (2023年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ごえもんさんの感想 · 2023年10月9日]

ほろよい読書の第2弾。
5編の短編だけど、「タイムスリップ」は、「荒川車庫前　十刻」で検索してしまうほど、ぜひ行きたい居酒屋でした。お酒が飲めない主人公の恋の話「きのこルクテル」もいい時間が流れていました。「ホイサイホンべー」が一番印象深い話だったけど、個人的には、一番のお気に入りは奥田亜希子さんの「きみはアガべ」かな。中学三年生の凛子が生き生きしていてよかった。

[すよさんの感想 · 2024年4月27日]

ホンサイベイベー面白かった！一穂ミチが面白かったけど影がある感じだった。それが面白かったなぁ。西路奈加

[赤詰草さんの感想 · 2023年12月23日]

Audible

[Hiroさんの感想 · 2023年7月29日]

西條奈加さんの短編が1本収録されていると知って図書館で予約していたのだが，その作品が掲載された雑誌「小説推理」がkindle unlimited対象になっていたので，それだけは先に読んでいた。一瞬タイムリープもの? と驚いてしまう仕掛けがありつつ，メインとなる居酒屋での会話が面白く，とても素敵な作品だと思っていた。
他の作品も同じようなタイプかと思いきや，とても多彩な作品で，思ってたよりお酒は重要な要素でないものもあり，楽しめた。西條奈加さんと朱野帰子さん以外は初めての作家さんだったが，こういうのを機会に他の作品も読んでみようかなと言うことにもつながるかと思うと，アンソロジーもなかなかよいものだ。
「きのこルクテル」 青山美智子
「オイスター・ウォーズ」 朱野帰子
「ホンサイホンベー」 一穂ミチ
「きみはアガペ」奥田亜希子
「タイムスリップ」西條奈加

著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』（U-ku氏との共著）『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。