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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (277ページ)
感想・レビュー・書評
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無機質なカウンセリングルームを想像していたらそこはまるで違う場所。キッチン、料理を通して傷ついた心を癒していく町田診療所。
第1章、医者になれと追う母親の期待に沿ってあゆんできた男性。家にある食べもの全部持ってくるよう言われ、なんでもかんでも、ピクルスや雪見大福までカレーに放り込む
町田に行電するも、何でも溶け込み受け入れてくれるカレーは安心感をくれる。
第2章。ワンオペ育児で慌ただしい毎日。怒ってばかりの自分に自己嫌悪。自分を蔑ろにすることが当たり前になぅている女性
「好きな果物は何ですか?」の問いに家族の好みや子供への食べさせやすさで選ぶ女性に「あなたの顔が好きと言っていない」と指摘する町田。
自分にとっての世界一のパフェを作るという取り組みは
自分の好きな物、自分を大切にすることを教えてくれる。
多忙で料理に賭ける時間など皆無の女性医師
自分と違い手が込んだ料理を大事にする妹や友人へのもやもや。町田の友人に連れられ「狩り」に参加する
命と向き合う重みに、自分が本当に熱中できることを知る。失恋の辛さも。
食べることは生きること、それぞれの物語が伝えてくれる -
一作目のレペゼン母が良かったので、2作目となるキッチンセラピーも楽しみにして読みました。でも期待はずれだったかな。急に無難な小説になった感じがします。
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