教育は遺伝に勝てるか? (朝日新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • エピソードが合って分かりやすい。

    学び
    遺伝はランダムなので、親の性質がそのまま遺伝するということは言いづらい
    自由な環境では遺伝の部分が発揮されやすい
    親が好きで教育している
    思うままにいかない

  • 遺伝の比重という分野に関しては、橘玲の新書などで触れたものに近く、ある程度知り得ている情報だった。

    本著では双子のライフヒストリーを追うことで遺伝という要素が、共有環境ー非共有環境との対比で我々の性活にどれほど影響を及ぼしているかということが語られるが
    そういった物語からは一定程度成形された認識といった印象が個人的には免れえなかった。

    データや個別のストーリーを辿る部分よりは、総括として自由で平等な環境が敷かれた場合にこそ、遺伝的な差異が格差の元となりうる事実は、改めて考えると首肯せざるを得ないが、そういった民主的な概念に潜む陥穽に思考的な転回を起こさせられる。

  • これ子育てのためにと思って読んだけど、
    子育て関係なしに万人におすすめの一冊。

    行動遺伝学の専門家視点で教育を語ります

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部教授
主要著作・論文:『生まれが9割の世界をどう生きるか―遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋』(SBクリエイティブ,2022年),『なぜヒトは学ぶのか―教育を生物学的に考える』(講談社,2018年),『遺伝と環境の心理学―人間行動遺伝学入門』(培風館,2014年)など

「2023年 『教育の起源を探る 進化と文化の視点から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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