可燃物 (文春e-book) [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 104
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感想・レビュー・書評

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  • 導入の心理描写や日常がなく、いきなり事件発生から入るため、短気な身としては非常にサクサク読める短編集で非常に良かった。最初の事件は、雪山で円錐状で消える凶器、と明らかに氷柱だろ、、と思わせながら全く異なる展開であり、没入できた。ただ、タイトルになっている『可燃物』は別にそんなに、、という感想。

  • このミス2024
    短編集とはつゆ知らず。警察ものでありながら本格ミステリの要素があって、推理を楽しめる本でした。「本物か」がお気に入り。

  • 状況、確認、検証、為すべき事を全て為した上で、怜悧な程の熟考を重ねる…
    そしてまさしくそれと呼ぶに相応しい『閃き』が舞い降りる。

    リンカーンライムシリーズ(キャサリンだったか?)でも時々披露される
    これが『ブレイクスルー』と云うことか。

    仮に刑事ではなくても、彼なら常に結果を出し続けるのだろう…出世は別として(笑)。

    彼の様な有能な人に長く治安を維持して欲しいので、私ごときから一つだけ…

    ぜひ食生活の改善を!

  • 淡々と事件を調べ解決へ。派手さはないが、犯人や取り巻く人間模様が心に残る警察小説でした。面白かった3.6

  • Audible聴了。
    群馬県警捜査一課カツラ警部を主人公にした事件の短編集。ミステリー三冠を取ったというのでかなり期待したが、自分にとってはそうでもなかった。折れた骨で首を刺すとか、大きな火事が起こらないように可燃物(生ゴミ中心)に火を点けるとか、ちょっと無理やり感がなくはない。最後のファミレス立てこもり事件はちょっと意外で面白かった。

  • 徹底的に状況を洗い出す警部が,事件の真相を見出すミステリー短編集。米澤先生らしさが出てて面白かった。自分はみごと全部引っかかったので,警部にはなれないな~

  • kindle本。この著者の作品はいつも水準以上なのですが。。。面白いんです!!いつも面白いんです!!この作品もよくできてるんです!!でも。。。期待値が高いせいで、どうしても辛口気味にならざるを得ない。。。短編4本ですが、主人公の刑事(葛)が変わらないことで連続性を与えています。事件→解決の流れは一緒だし。でもきちんとストーリーもあって面白いんですが。。。★3つで。

  • 面白かった^_^
    「黒牢城」の荒木村重の謎解きに近い感じで、米沢ワールドって感じでした。
    シリーズ化してほしい作品

  • 主人公に魅力を感じないのもあって、引き込まれることもなく、ストーリーも驚くようなものではなかった

    米澤穂信さんは大好きで期待してだけにその反動でということだと思います

  • タッチが重厚で読んでいて安心感があってとてもよかった。

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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