荻窪メリーゴーランド [Kindle]

  • 太田出版
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感想・レビュー・書評

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  • 短歌を使ってこういう表現の仕方があるのかと目から鱗。一冊の本としてストーリーを楽しむこともできるし、それぞれバラして好きなように楽しめるのがすてきだなと思いました。どちらの短歌もハッとするような表現が多くてしみじみ好きだと思う。

  • おもしろかった。読んでいて、メリーゴーランドに乗っている時の頭が揺さぶられる気分を味わえた。

    短歌を発表するとき「これは実体験ですか?」という問いがどうしても付きまとう。そのかわしかたとしてこの手法は有りだと思う。作者がわからない(というよりは曖昧にわかる)ことや、日常から大きく脱線するような物語性があること。作者が本当に思っていることなのか、フィクションなのか、演じているのか、作歌のテンションというのは曖昧なくらいがドキッとさせられる。

    そうすることによって使える言葉の幅は大きく広がるし、短歌によって見ることのできる景色が増えるのがとても嬉しい。

  • 狂気的なせかいの短歌がこんなにうつくしいのがずるい。

  • 説明がまったくされない歌集。
    太字と細字、どっちの作品なのかわからない。

    ときめく恋の歌というよりは、締めつけられるような切なさを感じた。
    サクッと読めるのでまた読み返そう。

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著者プロフィール

一九八八年山口県生まれ。歌集は『つむじ風、ここにあります』『きみを嫌いな奴はクズだよ』(ともに書肆侃侃房)『あなたのための短歌集』『オールアラウンドユー』(ともにナナロク社)。その他、短歌入門書や共著歌集がある。

「2024年 『現代短歌パスポート3 おかえりはタックル号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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