ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景 [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • なかなか重い本だった。
    ごはんを誰かと楽しく食べるのって大事だな。
    もしくは、そういう思い出を心に残すこと。

    読んでいる間の怖さと違和感。。
    怖さは自分は大丈夫かな?ひたすらこれ。

    違和感は、なんか出てくる人が皆、自分の考えを「うちはこうなんです。」と、断定し過ぎていて、家族にそれぞれの気持ちを聞いてあげずに決定していく感じが恐ろしかった。

    ぐだぐだ話すって大事だな。
    山本ゆりさんの「おしゃべりな人見知り」のあーだ、こーだ言いながら、1人反省してまた明日の子育てが来る感じ。
    あれはやっぱり1番現実的で理想的。
    完璧過ぎる親もそれはそれで逃げ場がなくてしんどい気もするし、やっぱり何事もバランスと、いちいち「んっ?」と思った時は、ぶつかり合いながらも逃げずに対話し続ける。
    それが難しいけど。家族だからこそすべきなんだろうな。でも、対話がそもそも成立しないからこの本みたいになるのか。

    怖いし疲れたし、今の自分の子育てがどうなのかは何十年後かにならないとわからないかもしれないけどまぁ読んで良かった。

    自分は大丈夫かなとか、自分の子どもが親になった時大丈夫かなとか。
    ごはんを作る。ごはん食べる時、一緒に食べられなくてもそばにいる。
    ぐだぐだ話す。
    いろいろ考えさせられた本だった。

    毎日なんやかんや心を配って、人を育てている人、家族をケアしている人も、外部でお金を稼いでいなくても共働きと社会で認識されれば良いのにな。
    それぐらい、人を育てるって、合理的じゃないけど、大事だと思う

  • 一人一人を尊重することが大事にされていくと食事も家族であっても一人一人摂るようになってしまうとは悲しい現実があった。

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。法政大学卒。大手広告会社勤務等を経て、現在大正大学客員教授、日本能率協会総合研究所客員研究員。1960年以降生まれの人びとを対象とした20年に及ぶ継続的な調査研究に基づき、現代の家庭や社会に起きるさまざまな現象を読み解くことをテーマにしている。著書に『変わる家族 変わる食卓』『「親の顔が見てみたい!」調査』『普通の家族がいちばん怖い』『家族の勝手でしょ!』『日本人には二種類いる』など。第2回辻静雄食文化賞受賞。

「2017年 『残念和食にもワケがある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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