ブルーピリオド(15) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 先輩ちゃんたちの過去続きと展示まで

    よたすけくんのブレない等身大さがとても好き。

    今回はそれぞれ個性というかできること、できないことが上手くかみ合っててすごく良いなあと思った。
    はっちゃんは『大人』で『諦めることができる』なのが良いところだけど、はっちゃんは八雲に『諦めて前に進もう?』という姿勢で接してしまった。よたすけはくんはゴーイングマイウェイすぎるところがあるけど、そんなよたすけくんだからこそ、『そのままでもいいんじゃない』って言えた。よたすけくんは、よたすけくんの大事なものをどうやっても手放せない(手放そうとも思わない)から。
    でもたぶん、はっちゃんがずっと向き合ってくれたから、今も八雲がいるわけで、これは別に、よたすけくんの方が八雲のことを理解してるとか全然そういうのじゃないんだよね。『かみあっただけ』で、八雲をずっと心配して向き合ってたのははっちゃんなんだよ。っていう、なんか上手く言えない良さがあって、いいなあ、と思う。

    で、八雲が散々弱みを見せた後で、八虎に『作家デビューおめでとう』っていうんだよね。八雲は捨てられないものを抱えたままだったけど、でもそれでも先輩なんだよね。

    みんな強いところと弱いところがあって、かみあうときとかみあわないときがあって、あーなんかそういうのだよな~って思いながら見ちゃう。見た。いいよね。こういうのね。

  • 作品は作家の内面がさらされるものであることはわかるんだけどみんなあんまりにも繊細な部分すぎてなんかちょっと読んでて居心地悪かったかも

  • 八虎作家デビュー。AOJ入賞、中野区美術館に展示される。

  • 弔いについて、考えさせられたな

    悲しみは背負ってていいって言葉はある意味の救いで、呪いだ

    八雲がずっと使ってたハケ、
    真田の物だったって分かった時
    なんてエグいんだろうって引いた。

    だってあのハケ、
    主人公の八虎が効率悪いなって言ってた代物だよ.....そんな大事な物だったなんて......

    本当に人の気持ちって分かり得ないんだな

    八虎の書いた絵も
    八雲の書いた絵もすごく素敵だった

  • いい

  • それぞれの向き合い方★★★★★

  • 《ねえ
    なんで立ち直らなくちゃいけないの
    村井さんは
    その悲しみを一生背負って生きてもいいんじゃないの》

    立ち直らなくていい、ずっと悲しんでてもいい、っていう世田介君の言葉は、確かに八雲を救ったんだなあ、と思う。

    ”画家になるってピカソと同じ壁に並ぶってこと”
    これもすごい言葉だな。確かに、こわい。

  • 故人と決着つける

  • やるせなさやモヤモヤ。
    美術界隈だけでなく、いろんな分野で見られる人との衝突や無理解。
    でも主に美術界隈での苦労や、立ち直り方、考え方で展開されるからかピンと来ない段階に最近来ている。

    わかる人にはわかる、のかもしれないけれど
    受験編は、美術わからない人にもわかる内容だと感じていたので最近は疎外感を抱く。

  • 長い夏休みが終わって、それぞれが成長して。経験したすべてのことが成長のエネルギーになる。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2021年 『ブルーピリオド(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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