アルマジロの手―宇能鴻一郎傑作短編集―(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 表紙の絵がとても素敵で惹きつけられる。
    狸とアルマジロが面白い。
    昔の話や御伽話風の話が好き。
    大真面目なのにどこかユーモラスで、ぬるりとしてるのにカラリと乾いた感じになるのが面白い。
    どの話も良いのだが、個人的には、「姫君を喰う話」の方が全体的に衝撃的で味わい深かった。

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著者プロフィール

宇能鴻一郎(うの こういちろう)
1934年、北海道札幌市生まれ。本名鵜野広澄。家族4人で、東京、山口、福岡、満洲国(現中国東北部)撫順、長野県坂城と移り住み、満洲国奉天にて終戦を迎える。福岡県立修猷館高校から東京大学教養学部文科二類に入学。修士課程在学中の1961年、仲間たちと創刊した同人誌『螺旋』掲載の「光りの飢え」が『文學界』に転載され、これが芥川賞候補となる。次作の「鯨神」が翌年1月に芥川賞を受賞。以後おもに性を主題として新しい文学を切り開くが、文壇では正当に評価されず、1971年から徐々に女性告白体の官能小説に軸足を移した。歴史小説、ハードボイルド、推理小説でも独自の世界を築いている。
 主な著書に『密戯・不倫』『楽欲(ぎょうよく)』『痺楽』『肉の壁』『黄金姦鬼』『お菓子の家の魔女』『切腹願望』『金髪』『斬殺集団』などがある。

「2022年 『甘美な牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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