グローバル メガトレンド10【BOW BOOKS021】 [Kindle]
- BOW&PARTNERS (2023年11月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (448ページ)
感想・レビュー・書評
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「世界は大きな社会課題であふれている」
「社会課題を解決することはビジネスチャンスそのものである」
本書では世界が直面する10の社会課題をあげて30年くらいは解決が困難な中で自分がどのような立ち居振る舞いをするかを問う内容になってると思います。
社会課題を解決することは世の中の多くの人の役に立ち大きなビジネスチャンスになります。
ただここにあげられる10の課題はどれも大きな課題になります。
その中から小規模で地域レベルの「困りごと」として解決できるものも見つけて自分で解決していく視点が大切になると思います。
「顧客の困りごと」を「独自のやり方で解決」すること
「困りごと」をビジネスチャンスにするには「今までにない」着眼点で「困りごと」を解決するということが必要です。
そして顧客が「高い価格でも払う」ような価値がある事業が求められます。
絞り込みとしてはターゲット顧客は誰でどのような「困りごと」を持っているのかをより具体的に定義することからはじまります。
「個人が忙しくなったので、自分で労働しないで、お金を払って解決する」
僕もよく感じるのですが時間を買う感覚かなあと。
けっこうなんでも自分でやってしまうタイプなんですが最近は便利なモノを買うことで解決する視点を持つようになったと思います。
それは僕だけじゃなくみんな忙しくなったのでそういう痒い所に手が届くビジネスにチャンスが生まれるんやなと思います。
「HOW」の問いがあったとしても、それを「WHY」の問いに置き換えて、本当の原因を掘り下げる
たしかに仕事をしている中でいうとHOWに飛びついてしまう感があります。
ただ本当の原因を掘り下げて対処する方法を考えていかないと失敗するなと思いました。
WHYを3回繰り返すってよく言われたなあと思います。
HOWはその後なんですよね。
本書は予言書ではないですがおそらくビジネスチャンスとして残り続けるものを10あげてくれてると思います。
僕は団塊ジュニアですがどれか一つでも関わって結果を出せたらなあと思います。
この本も息子に読んでほしいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会課題が易しく解説されています
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興味深かった。
単なる現在の現象のみならず、経営学的な経験法則、経済学に触れて、今後の世界の大きなトレンドについて解説してくれている。社会に対する自分の見る目が変わるし、株式投資をする上でもとても参考になりそう。
あとは自分自身の努力。
物の見方の1つを教えてくれる本でした。 -
大学生ぐらいの若者向けということで、簡単な書かれ方だが、幅広く一般的な社会課題を挙げているので、「このあとどこを深堀ろうかな・今の自分の理解度はどのくらいかな」のような感じで、サーッと読む分には、とてもちょうどいい本だった。
自分は、3章と4章(環境問題、温暖化、天然資源)辺りは全然わかってなかったので、興味が湧き良かった。
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- 三章と四章からの所感
- 技術革新に頼らざるを得ないために未来のポートフォリオを構える難易度は確かに高そう。だが、そこを踏まえないと非現実的な目標設計になる。ロジカルに考えると原発再開は必要に思えるが感情も大事にしなければいけない難しさ。
- 2022年に原発再開の検討開始したと書いてあったが、話を前に進めることは大事と思う。その点はポジティブな議論が前に進められるように支持したい。
- にしても、世界における日本の位置、など複眼的に睨む必要あるテーマで、1番日本が苦手なやつかもなと思った。
- EUでのEV化施策など、やると決めたらやり切る感じとかは、うまくいきそう感がある。複数国の連動ゆえの強さ。