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感想・レビュー・書評
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私は、真のおばあちゃん子です。祖母の着物の袖をいつもチョンとつまんでついてまわるような子でした。両親が二人とも教師で共働きだったので、家族の中で一番、祖母と過ごす時間が長かったように思います。そして、単なるおばあちゃん子という枠を超え、祖母は私の人生のメンターでした。
他の人の言葉は全くと言って良いほど記憶に無いのですが、祖母から投げかけられた言葉は3歳ぐらいから不思議な位ほとんど覚えているのです。幼心に「この人の言う事は真理だ。ちゃんと聞かなければいけない。」と感じていたのだと思います。
大正3年生まれ。和裁師という着物を縫う仕事をしていた祖母は、いつもピンと背筋を伸ばし、格好よく着物を着て、一本筋の通った生き方をしている人でした。そして、私のやる事をじっと見守って沢山待って、大切な言葉を教えてくれました。
ここに記した101の言葉たちはそのほんの一部ですが、少しでも皆さんの子育てや孫育て、人としての生き方、あり方のヒントになれば幸いです。
元々フェイスブックに毎日投稿し101話で完結させたものを本としてまとめています。
1話1話はとても短く、関西の方言、対話方式で綴られています。読みにくい部分もあるかと思いますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
著者 碩 文香
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著者プロフィール
碩 文香(せき ふみか) プロフィール
1978年12月25日 兵庫県 生まれ。
同居していた父方の祖母から、裁縫、料理、家事などを教わり、様々な人生教訓を得る。
父母の勧めで希望していた服飾関係の仕事を諦め、福祉関係の職種に13年間働いていたが、夫から「本当は何がしたいの?一度きりの人生なのだから、やりたいことをすればいい。」と言われはっとし、35歳の時にネットアパレルに転職。ディレクターなどを務め退社とともに、自身の手しごとブランド「grandma.asterisk」を立ち上げ、祖母から教わった手しごとを組み合わせて新しいもの創りをするというコンセプトで、現在オリジナル作品やオーダー一点物の制作をしている。
友達との会話のやりとりから、祖母から教わった言葉を個人フェイスブック上で投稿したところ、多くの反響と書籍化を望む声があり、【101歳まで生きたおばあちゃんから教わった101の言葉】として101話まで書き続けた。詳細をみるコメント0件をすべて表示