全員“カモ”―「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法 [Kindle]
- 東洋経済新報社 (2024年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (293ページ)
感想・レビュー・書評
-
人を騙すのは何も悪人だけがすることでは無い
毎日お世話になってるGoogleやAmazon、その他資本主義の中で生きてる人間はみんな悪意があろうと無かろうと人を騙すことでお金を得てる部分がある
時には自分で自分を騙してドツボにハマることもある(自分が判断した結果を過信したり)
成功談だけが取り沙汰されるが、その裏にある数え切れない失敗については意識することもない
知っているものには過剰に信頼をおいてしまうこともある
一方騙されたくいからと全てを疑って生きるのもものすごく不合理で身動きが出来なくなってしまうので、騙される仕組みを知って本当に騙されたらだめな場合にのみ本気で対応する
フィッシング詐欺や迷惑メール詐欺において、詐欺師が一番嫌がるのは決して金は出さないのに返信してくる人間が増えることだそう笑
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白そうな内容ですが、翻訳者の日本語がイマイチわかりにくく読みづらい。
それでも気になった個所をいつか。
〇敵対的コラボレーション
自分の研究結果が予測と反する場合、二重、三重にチェックするが、予測と一致する場合にはほとんど注意を払わない。
そのため、同じ考えを共有する集団では間違いに気が付かないことが往々にしてある。
自分に懐疑的な批評家を自陣に招き入れることで、大きな利益をもたらす可能性が高まる。
〇モンキービジネスイリュージョン
有名な動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=IGQmdoK_ZfY
注目していないことは簡単に見逃す。
〇フィッシング詐欺
こんなメールに騙されるやつはいないだろうと思っているでしょう。
詐欺師にとって、メールを世界中に送るコストは実質タダのようなものですが、被害者から実際に金を巻き上げるまでのやり取りには多大なコストがかかる。
振り込みの直前になって「やっぱ止めた」ではたまったものではない。
言葉は悪くなるが、そんなメールにすら疑いを持たない、どうしようもないバカをターゲットにすることで費用対効果を高めているのだとか。