日本思想史と現在 (筑摩選書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 博学を遺憾なく発揮されたエッセイと書評。軽く読める雑文だが、勉強になる。
    しかし、こういうエッセイ風味にこそものの見方が伺えるが、流石に丸山真男のお弟子というべきか、戦後民主主義の信奉がほのかに見える。
    近世の日本やシナの思想史からは、戦後民主主義ではない、豊穣な世界観をもっと強く打ち出して欲しい。特に今や世界各国で自由主義も民主主義も疑問符がついている中、近世東洋思想に何か出口の明かりが見えないか、そのヒントでもあればよかったと無い物ねだりをしたくなる。

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著者プロフィール

渡辺 浩(わたなべ・ひろし):1946年、横浜生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、法政大学法学部教授を歴任。現在、東京大学名誉教授、法政大学名誉教授、日本学士院会員。専門は日本政治思想史。著書『近世日本社会と宋学』(東京大学出版会、1985年、増補新装版2010年)、『東アジアの王権と思想』(東京大学出版会、1997年、増補新装版2016年)、『日本政治思想史 十七~十九世紀』(東京大学出版会、2010年)、『明治革命・性・文明――政治思想史の冒険』(東京大学出版会、2021年)など。

「2024年 『日本思想史と現在』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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