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感想・レビュー・書評
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これはとてもとても良い企画。
ピンクという色だけにフォーカスした本。
私が勝手に、「たくさんのふしぎ傑作選」に入れる(笑)
きっかけは、著者が新聞であるおばあさんの投書を見かけたこと。
男の子の孫がピンク色のランドセルを選んだことを心配する内容だった。
ここから本書の知的冒険は始まる。ピンク色の探究である。
アフリカやタイなどではピンク色がどのように扱われているかとか、
アメリカのアリゾナ州刑務所で使われているピンクにはどのような効果があるかとか、
日本ではいつからピンク色が女の子の色になったのかとか、
ピンクの種類、昔の日本におけるピンクなど、
興味深いトピックが満載だ。
巻末にはいろいろな「ピンク色に近い色」のカタログも載っていて興味津々。
これまでピンクと呼んでいた色がぜんぜんピンクじゃなかったことに愕然。
いやはやすばらしい本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館本。ピンクは可愛い、から女の子。という思考回路にちょっと待った!を唱えて。ピンク色の歴史、世界の国でのピンクの持つ色の意味合いなど、縦軸横軸攻めながら。このシリーズ面白いね、となった本。
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ピンク・桃色が好きです。良い血色の肌のように見えるから。
でも女性の色だからと括られることには違和感があります。
以前に「女の子は本当にピンクが好きなのか」という本を読んで以降、ピンクはジェンダーバイアスに利用されてしまった色なんだと思ったからかもしれません。
https://booklog.jp/users/omaidon/archives/1/4309417132#comment
本の中で登場した、渡邉さんという男性がピンクの服を着ている話が素敵でした。
かくいう自分は最近ピンク色の服を着なくなりました。太ってから膨張色を避けるようになりましたが、数mm着やせすることよりも大事なことがある気がしました。
明るい色の服が着たくなりました。