台湾有事と日本の危機 習近平の「新型統一戦争」シナリオ (PHP新書) [Kindle]

著者 :
  • PHP研究所
3.43
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 14
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (210ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 軍事も外交もド素人なので本書の内容の信憑性を判断できないが、習近平が台湾を侵攻するシミュレーションを解説した第5章は読み応えがあった。政府と自衛隊が空転する様がシン・ゴジラのようだった。責任回避と保身に明け暮れる政府と自治体幹部。そこに平和な世の中しか知らない世論の混乱で指揮命令系統が撹乱され、防御力が削がれ、被害を拡大させていくという最悪のシナリオ。

    いざという時、「正常性バイアス」に流されることなく「民間防衛(https://x.gd/Hu8F6)」の行動マニュアルに沿った行動を取れるようにしておきたい。

  • audible 。島嶼部に自衛隊基地をつくり沖縄の人々や日本人すべてのいのちを投げ捨てようとする岸田軍拡を許せない。まともな外交で平和を築こうとせず、北朝鮮のミサイルに続き今度は台湾有事で国民を煽る。だれの利益のためにやっているのか。
    本書で少しは勉強しようと思ったが読んでみると全くの煽り本であった。調べてみると作者は元朝日新聞の人だが何のことはない、安倍のパシリであった。というより安倍に影響を与えた人物であったようだ。

  • 台湾有事に関連した各種の日本の課題、それぞれは低いレベルの課題であり、その一個一個をあれができていない、これができていないと嘆いても意味はない。

    問題は日本全体として、台湾有事に関する頭の体操(シミュレーション)を行い、生じうるリスク(可能性と影響度)を理解し、そのリスクの程度に応じた処置を講じておくこと。

    要点はこれだけであり、著者の問題意識に共感はするものの、内容的にはそれほど目新しくはない。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

峯村健司(みねむらけんじ)一九七四年生まれ。青山学院大学客員教授。北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。ジャーナリスト。元ハーバード大学フェアバンクセンター中国研究所客員研究員。朝日新聞で北京、ワシントン特派員を歴任。「LINEの個人情報管理問題のスクープと関連報道」で二〇二一年度新聞協会賞受賞。二〇一〇年度「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞。著書に『宿命 習近平闘争秘史』(文春文庫)、『潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日』(朝日新書)がある。

「2022年 『ウクライナ戦争と米中対立』 で使われていた紹介文から引用しています。」

峯村健司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×