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感想・レビュー・書評
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満点!!!!!
育ち盛りのスポーツ少年少女がぶち当たる『成長痛』、そして手足が伸び、身長が伸びることによる『感覚の狂い』
「身体の変化があるからずっと強くあり続けることはできない、でもトップになるためには挑戦し続けないといけない」(超意訳)という話を真摯にしてくれる大人、そのために大人ができることで全力のサポートを約束すると明言してくれる大人。
頑張る子供をしっかり導き、支えてくれる"大人"を描いてくれるの、本当に安心する。
いつもの通り、試合や練習で切磋琢磨する子供達も、情報交換をして指導力の底上げを目指す大人たちもよかったけれど、この巻でずば抜けてわたしの心に残ったシーンは、いるかちゃんに前髪のエビフライ具合を「変な髪型」と言われたことに対して、いのりさんが「自分をおもちゃにされた時は、相手が楽しそうでも怒って良い」という教えを思い出し「お気に入りの髪型だから、あなたがすごい人だとしても”変”と言われるのは嫌だ」ときちんと怒りを発露できたところ。
物語上小さいやり取りだったけど、物語初期はいつも項垂れていて自信なさそうに背を丸めていたいのりさんが、スケートを通して明るくなり、自信をつけ、自分を大事にすることができるようになってる!!と感極まってしまったのだった。
これからもすくすく大きくなってくれ、いのりさん。 -
良かっ………た。
様々な表現方法がある中で、メダリストのスケーティングシーンの演出と描写は迫力と美しさと繊細さがバランスよく表されていて好きです。
本編も楽しみだし、りおうくんといのりちゃんと光ちゃんは3人でジュニアで頑張ってほしい……!!