同志少女よ、敵を撃て [honto]

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 21
感想 : 2
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  • honto ・電子書籍
  • / ISBN・EAN: 9784152100641

感想・レビュー・書評

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  • 話題の本だから読んだわけではないが、なぜか最近独ソ戦関係が注目されており(岩波新書など)、その流れで読みやすそうだったので読んでみた。直接には作中にも出てくる『戦争は女の顔をしていない』およびそのコミック版につながるようだが、凄惨な独ソ戦を理解するのにも参考になる作品だと思う。
    その独ソ戦もすでに約80年前のこと。そういう意味では時代小説ともいえるのではなかろうか。刀ではなく銃で戦うもの。ただそれだけではないのがバックにある戦争そして女性としての関わりの視点。いろいろ考えさせる作品である。
    なお、そのあたりになるとソ連によるシベリア抑留はどうなのか、いやそれ以前に日本の大陸での行為はどうなるのかといろいろ指摘が出そう。その辺はこの作品の先に各自が調べて考えることとして、とりあえずはこの作品は良質なエンタメ作品として読んでみるべきだろう。

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著者プロフィール

逢坂冬馬(あいさか・とうま)
1985年生まれ。35歳。埼玉県在住。『同志少女よ、敵を撃て』にて第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞。

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