捜査線上の夕映え [honto]

著者 :
  • 文藝春秋
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  • honto ・電子書籍
  • / ISBN・EAN: 9784163914848

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  • マンションの一室でスーツケースに詰め込まれた男の遺体が発見された。
    コロナ禍がいったん落ち着き、久しぶりのフィールドワークに乗り出した火村とアリス。
    そう難しい事件には思われなかったが、関係者それぞれにアリバイがあり、混迷が深まっていく。

    人との距離感を保ち、マスク越しの会話、遠出もままならなかったコロナ禍の閉塞感からの瀬戸内の情景。
    正直、もうその美しさに圧倒されてトリックとかいいかな、とまで思わせられた。

    でもそこに生きていた者たちには、耐え難い閉塞感があって飛び出していくのだろう。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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