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- / ISBN・EAN: 9784641136625
感想・レビュー・書評
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最高裁判事を退官された田原睦夫弁護士が、最高裁での個別意見の回顧にはじまり、弁護士時代に立法過程に携わった民事訴訟法、倒産法の制定時の議論の振り返り、さらに現在の裁判実務について、座談会形式で語り尽くした貴重な一冊。
いずれの章も、口語調の読みやすい文体で構成されているが、文字になっている内容は、生々しく、時に辛辣さすら帯びている。
才口弁護士らとともに語る、審議会や日弁連の中での内幕など、資料的価値のある内容も多いのだが、それ以上に熱く伝わってくるプロの法律家、としての田原弁護士の問題意識を、今まさに実務の最前線にいる者として、真摯に受け止めなければならない、と感じさせられた。
これから法律家を目指す者にとっても、必読の書、と言える。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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