やまなし [青空文庫]

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  • 青空文庫
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感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず意味はわからない。「クラムボンはわらったよ」のくだりは、学生の頃は頭の中で何かの歌詞のように再生されていたが、いま改めて読むと子ども同士が言い争いをしているような音声で再生される。そういえば「クラムボンとは何でしょう?」という国語(現代文?)の問題があったような。わかるわけないだろ…。
    ただ、父蟹が子蟹に、少し待てばやまなしが美味しい酒になると教えているシーンは人間の親子のようで、宮沢賢治がどこかの親子を眺めながら微睡みのなかで見た夢を書いた話なのかなと思った。

  • 小学校国語科の教材にもなっている作品と聞いて読んでみた。けれども、これまで読んだ宮沢賢治作品の中で一番難解だった。単語自体が分からない。意図が見えない。なぜタイトルがやまなしなの?疑問は次から次へとわいてくる。単元のテストって、成立するのかしらん。

    何でも結論付けたいのが学校というところ。でももしかしたらそういう場所であえて決めつけない、というのもありだろうか。カニの親子3匹がやまなしの熟して落ちるのを待ち、辛抱強く待ってようやく食べることができました。これが私の想像するエンドです。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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