夢殿殺人事件 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  •  法術を行う怪僧が殺された!犯人は絵の中の孔雀明王か!?……と舞台設定は秀逸。しかし読んでもほとんど理解できなかった。何度も読み返さないと分からないだろう。しかし今はどんどん読み進めることを優先することにします。
     法水探偵はトリックを暴くために、法医学の専門論文の知識を利用しています。法水探偵がその知識があるのは分かるのですが、犯人にもそういった知識があったのはすごい。この犯罪の実行のために専門論文を読んだのでしょうか。
     扶桑社文庫版の解説者・杉江松恋さんは
    「いくらなんでも人体はそんな具合には動かないでしょう法水さん、と言いたくなってしまう」
    と書かれています。なるほどこれが小栗マジックか。ぶれない解説、ありがとうございます。
     なお、杉江さんは舞台となった教団のモデルは大本教ではないかとも指摘されています。
     ところで、最後の法水探偵のセリフに伏せ字があります。これはどういう意味なのでしょうか。解説でも触れられていないしネットで検索しても出てきません。
     
    『三四郎』な人生論
     犯人は孔雀明王!?【夢殿殺人事件】
      https://sanshirou.seesaa.net/article/488519353.html

  • 入力担当者のレビューを偶然見たので…

    校正を担当しました。
    作業時は夏だったこともあったためか、殺人現場の場面も殺人トリックの説明も暑苦しくて、息絶え絶えで作業をしておりました。

  • 入力を担当しました。はっきり云ってトリックはわけわかんないです。

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著者プロフィール

小説家。1901年東京生まれ。本名、小栗栄次郎。1927 年、「或る検事の遺書」を、「探偵趣味」10月号に発表(織田清七名義)。1933年、「完全犯罪」を「新青年」7月号に発表。「新青年」10月号に掲載された「後光殺人事件」に法水麟太郎が初めて登場する。1934年、『黒死館殺人事件』を「新青年」4~12月号に連載。他の著書に、『オフェリヤ殺し』、『白蟻』、『二十世紀鉄仮面』、『地中海』、『爆撃鑑査写真七号』、『紅殻駱駝の秘密』、『有尾人』、『成層圏の遺書』、『女人果』、『海螺斎沿海州先占記』などがある。1946年没。

「2017年 『【「新青年」版】黒死館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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