虻のおれい [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 虻のおれい
    「お母さん、御覧なさい。この間の虻が泥棒を刺したのよ。あたしが助けてやったお礼をしてくれたのよ」
    久作の気持ちは、虻として瓶の中で回っているんだ。

  • 虻の恩返し。
    虻が喋ったり、助けてくれる発想が夢野っぽい。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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