- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
-
青空文庫の哲学の分類でみつけました。
明治35年北海道開拓にて、牧場経営として入植した苦労を含めて、処し方を表しています。
冷水浴をやって身体を鍛えて、国の役に立ちましょうが主張です。
七福
1 災害に遭うも驚かず
2 患難に向かうとも悲しまず
3 貧しけれど飢えず
4 老いて労を厭わず
5 衣薄くも寒からず
6 粗食にも味あり
7 雨漏りにも眠りを妨げず
灌漑のおかげで、内地と同様、寒気を感じず、凍傷にもかからず
25ぐらいまでは、身体が弱かったが、冷水浴のおかげで身体は丈夫になった
https://www.aozora.gr.jp/cards/001026/card46834.html
底本の国会図書館ライブラリーは以下で、その57頁から66頁が、命の鍛錬です。
https://dl.ndl.go.jp/pid/754657/1/1
底本データ
底本: 命の洗濯
出版社: 警醒社
初版発行日: 1912(明治45)年3月23日
入力に使用: 1912(明治45)年3月23日
校正に使用: 1912(明治45)年3月23日
備考: 近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.jp/)で公開されている当該書籍画像に基づいて、作業しました。
目次
第1
第2
第3
第4
第5
15頁詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青空文庫を何の気なしに見ていて、たまたま見つけた作品です。
全然知らない人(と当初は思いました)が、
読んでみたら明治人の陽性な気骨が感じられ楽しかったです。
それはそれで良かったのですが、
元本の国会図書館のアーカイブも覗いているうち「あれ?」と思い、
いろいろ検索するうち、
この著者は昔読んだ司馬遼の作品(胡蝶の夢)の登場人物と気づきました。
関寛って関寛斎のことですよね…いやはやびっくり