墓が呼んでいる [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 青空文庫 ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 死の床に瀕した病人のたっての願いで、その枕元を見舞う作家。病人は作家に、健康な頃に出会った美しい姉妹の話と、その後の怪異を語る。
    タイトルからして怪異譚だと思って読んでいたら全くその通りで、ありがちな捻りもどんでん返しもなくて逆に驚いた。タイトルから受ける印象そのままの、ある意味素直な話だった。山奥の邸宅とその周辺の描写は秀逸。マヤカンを舞台に映像化して欲しい。無理だけど。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

橘外男
一八九四年、石川県に生まれる。厳格な軍人の家庭に育ったが中学を退学、札幌の叔父に預けられる。その後、医療器機店、書籍配給会社などの職を転々。一九二二年、有島武郎の推挽を受けた『太陽の沈みゆく時』でデビューし、ベストセラーとなる。三六年「酒場ルーレット紛擾記」で『文藝春秋』の実話募集に入選し再デビュー。三八年「ナリン殿下への回想」で第七回直木賞を受賞。五九年死去。作品に『陰獣トリステサ』『青白き裸女群像』『私は前科者である』等がある。

「2023年 『橘外男海外伝奇集 人を呼ぶ湖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

橘外男の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×