この闇と光 [ブックライブ]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • ブックライブ ・電子書籍
  • / ISBN・EAN: 9784041023815

感想・レビュー・書評

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  • 表紙とタイトルに惹かれて購入。レイアという盲目の少女が少しずつ成長しながら自分の境遇を語りはじめる。怖い怖い「ダフネ」という女性と「父」の二人の人物と触れ合いながら進んでいく話。段々取れなくなる整合性と違和感を覚えながらドキドキしながら読みすすめると、衝撃的な展開に。ネタがわかると「あーそれで・・・」と感じるシーンがそこかしこに散りばめられているので、絶対に最後から読んではいけない本だと思います(いないと思いますが)文章の美しさ、言葉の選び方がとても素敵な本でした。見えないからこそ言葉でその鮮やかさや、美しさ、素晴らしさを語る「父」の存在がすごいと思いました。小説も文章だけでその情景を判断するものだからこそ、この文章の素晴らしさが生きていると思いました。

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著者プロフィール

1948年生まれ。版画家。日仏現代美術展でビブリオティック・デ・ザール賞受賞。『時のアラベスク』で横溝正史賞を受賞しデビュー。著書に『この闇と光』、『一八八八 切り裂きジャック』(角川文庫)など。

「2019年 『最後の楽園 服部まゆみ全短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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