私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました

著者 :
  • 平凡社 (2017年6月23日発売)
3.70
  • (21)
  • (43)
  • (31)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 396
感想 : 45
5

良本です。

まさに同じ悩みを抱えていました。
めっちゃ欲しいわけでも無いけど、私は要らないわなんて主義主張も無く、生物学的なタイムリミットはあるし、パートナーと温度差があればあるほど余計に自分がどうしたいのか迷走する。
100%母子健康なんてことはなく、命をかけるのですから。

この本のどの部分に共感できるか、本当に人それぞれだと思います。
産むか産まないかの選択を完了しても、育児に関する悩みは次から次へと、それこそ子が成人するまで生まれ出るでしょう。
「不安の9割は起こらない、まだ起こってもいない問題に悩むな」とは鉄板の教えですが、こればっかりは強制的に休職を余儀なくされ、入院が待っており、「ちょっとタンマ」がきかない新生児育児へと雪崩れ込む。
事前に悩んで決めるしかない、人生最大の難問なのかもしれません。

心の天秤が完全に水平で硬直してしまっている方、ぜひご一読を。
賛同できない意見ももちろん掲載されていますが、それも含めて先人たちの悩みの過程と下した結論が読めます。
膠着状態、思考停止、焦りばかりが…という方はぜひ手にとってみてください。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月1日
読了日 : 2023年6月27日
本棚登録日 : 2023年6月27日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする