電子書籍版(今はcoreという名前が付加されているようですが)も読んでいるので、ストーリーラインは知りつつも、読み始めるとやっぱり引き込まれて一気に読んでしまうおもしろさ。むしろ、電子書籍版では冒頭ガジェット描写に偏りすぎてたりして、ちょっと引いちゃうようなところがあったあたりを、うまくバランスを取って、雑味を減らした完成度の高いものに変化しています。
それでも、初読の人には、背景や登場人物の設定に、びっくりするようなアイディアが込められていて、まあ、そのせいでサイバーパンクだと受け止められているようですが、むしろ、極めて現代的な意味で、社会と技術のあり方をテーマにしている小説であり、それはどういう立場のキャラクタが登場するかという点から考えれば、多くの人に納得頂けるのではないかなと思います。
まあ、あとは楽しんでいただければ。
あと、ベトナムコーヒーが練乳をつかうのは、練乳だと品質が劣化しにくいからだと聞いたことがありまして、決して味覚がおかしいのが理由ではないと思っておりますので、弁護させていただきます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月24日
- 読了日 : 2013年5月23日
- 本棚登録日 : 2013年4月27日
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