ファルゲスタンとオルセンナは長い間冷戦状態にあった。両国の国境沿いの地であるシルトに派遣された監察将校アルドーは、現状を打破しようと悩み、動くが…。
これほどまでに地の文で比喩をてんこ盛りにした小説は読んだことがない。延々と長い修飾語句を並べているが、それでいて、比喩の中には読んでみるとたしかに比喩通りの情景を想起させるようなものもあり、巧みな文章表現になっている。ただ、たまにその地の文の比喩表現の長さがわかりづらいし、長いので苦痛になることもある。
長い長い、プロローグといったところか。重厚というか、壮大な感。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年1月3日
- 読了日 : 2016年1月3日
- 本棚登録日 : 2015年2月1日
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