2人の主人公の話が徐々に繋がり、全体像が見えてくる。
人物像や台詞に時代を感じてしまい、少し気になりながら読んだ。
失踪の真相や手紙の本当の意味によって、父親の深くてまっすぐな愛情を感じたものの、その決断には賛否両論あるだろう。
父親なりに、命を懸けて守りたいと覚悟を持って最善の選択をしたのだろうが、それが本当に家族の幸せになったのかはわからない。
自己犠牲の上に成り立つ愛や幸せは相手の為にならず、自己満足に過ぎないのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月21日
- 読了日 : 2021年8月21日
- 本棚登録日 : 2021年8月21日
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