【Bookwalker】正直に申し上げて、表紙に描かれる物憂げな女性の姿に一目惚れしたジャケ買いでありましたが、安定の柚木作品で感激しております。唯一人の肉親だった兄を亡くした高校生主人公の七瀬稔。兄の婚約者だった美留街志穂と一緒に暮らすことになった彼が、彼女とともに亡き兄の夢を叶えようとひたむきに進む青春物語でした。稔と志穂は互いを思い遣るばかりにすれ違ってしまうけれど、思い遣ることが実はお互いの幸せな未来に繋がるのだ、という展開にぐっとくるものがありました。プロローグが本作品のエンディングなのでしょうが、そこまでに二人がどんな道を進むことになるのか。続きを楽しみにしています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年4月17日
- 読了日 : 2024年4月17日
- 本棚登録日 : 2024年4月17日
みんなの感想をみる