ミステリとしてみた場合、トリックがかなりちゃち。作中に使い回しのトリックであることを仄めかす描写があるので、これは言い切ってよかろう。フーダニットとしても、ロジックとは無縁に、多分、この辺が犯人だなあで、なんとなく(動機込みで)分かってしまうタイプ。とはいえ、プロのお仕事で読んでる間は充分楽しませてくれる。うまいですねえ。それより宮沢賢治のダークサイドについて、作者さんは語りたかったのかなという気もする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年8月15日
- 読了日 : 2022年8月14日
- 本棚登録日 : 2022年8月14日
みんなの感想をみる