水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)

著者 :
  • 集英社 (2007年7月20日発売)
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本棚登録 : 1497
感想 : 99
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ドキドキ呼延灼×晁蓋の巻。
もう無理かと思った、怖かったーーー!!!
メモ取りながら読むほど余裕がなかった……

呼延灼は絶対梁山泊に入る雰囲気やのに、ここで戦うの?!しかもお互い首討ち取る気満々やん。こういうパターンもあるの?!と動揺してたら、高俅の悪意ある暴走によって(ほんまに嫌い)、呼延灼getだぜ!

麦待ちという名の睨み合いが素敵だった。民のために生きる姿勢。ハァ(泣いている絵文字)

韓滔、彭玘の二人がスキ…
基本呼延灼を支えて命令を聞くのに、梁山泊にだけは本人の意志で入ったのがカッコよかったな。
でも片方先に死ぬんやろ。嫌やな。

あとー!はい!私の推し燕青!!!やっと最近言葉を話し始めた燕青!!!!笑
冷たい人なのかと思ったけど違うよねやっぱり……
しなやかで優しい人な気がする。晁蓋との会話のシーンで李逵と友達になったって分かったのがきゅぅぅぅんとした。

好きな台詞
史進「死は死として受け入れますが、失った悲しみを忘れようとも思いません」
朱貴「夢が、夢のままで終る。それも悪くない。その夢は、おまえが受け継いでくれる。」
「夢が死ななければ、私も死なないのだ。おまえが抱く夢の中で、生き続ける」
朱貴〜〜〜。陳麗と仲良くしてね。

解説コーナー
大森望さん。
水滸伝の書評依頼を受けたけど、十九冊はさすがに入院でもしないと無理ですってメール返した何日か後に心筋梗塞になって入院。読まざるを得んくなり、6日で19巻読んだそう。
私も友達に読書暴走家と呼ばれているけど、お呼びじゃなかった。大森定六さんとこれから呼ばせていただこう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月26日
読了日 : 2022年1月26日
本棚登録日 : 2022年1月22日

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