以前から、金子みすゞの詩に惹かれていたのだが、番組で松本侑子さんの解説や、石橋静河さんの朗読を聞いて、「そうだったのか」…金子みすゞの詩の世界をもっと味わうことができた。みすゞは、難しい言葉はいっさい使わなくても、生と死、明と暗、大きいものと小さいもの………それらの対比を詩の世界で表情し、読む人の心を揺さぶる。静かだけど鋭い言葉たち。それらが いつまでも心のなかでくすぶる。「それでいいの?」と、問いかけてくる。
「大漁」「明るい方へ」という詩は、ずっと心から離れない。みすゞの人生を思うと…特に。
田中美里主演の「みすゞ」(2001年)も、再び観たくなってきた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩
- 感想投稿日 : 2022年2月12日
- 読了日 : 2023年3月5日
- 本棚登録日 : 2022年1月23日
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