版画のはらうた I

  • 童話屋 (1992年10月27日発売)
4.00
  • (20)
  • (10)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 180
感想 : 23

工藤直子さん だいすき!!
大学生だったころ たまたま入った本屋で たまたま手に取った『のはらうた』シリーズ。
まず、表紙の版画が、いい。なんというか ずっと見てられる。主張はあるんだけど うるさくなくて、ひっそりとした森のなかの ちいさな声を 聞いているような。
工藤直子さんの詩も ちいさいちいさい存在の、声にならないちいさいちいさい声を すくいあげてるような。
どうぶつや むしたちの おはなしを こっそり きいているような。
版画家と詩人、2人の調和がほんとうにいい。息の合ったダンスのよう。しずかなしずかな森のなかで。
あなたのお気に入りはどの詩ですか?
そうやって、読んだ人の感想を聞きたくなるような。自分のお気に入りを誰かに話したくなるような。
ちなみに自分のお気に入りは、夏、かまきりが 俺の夏だぜ!といばってる詩が気に入ってます。威勢のいい かまきりが かわいくて。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月29日
読了日 : 2023年10月29日
本棚登録日 : 2023年10月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする