家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年5月20日発売)
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本棚登録 : 423
感想 : 75
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悪知恵満載の、文春新書の人生相談シリーズ第二弾。新聞広告で見てその日のうちに購入し、即読破してしまいました。
第一弾の「生きる悪知恵」がAmazon1位になったことについて、別の著書で「体張った漫画じゃなくて、ちゃらっとくっちゃべった、全く内容のない活字の人生相談本が№1。人生で一番売れている本が漫画じゃない」と複雑な心情を吐露してたけど…漫画家としては若干不本意なのかもしれないけど、私としては活字のサイバラさんも結構好きなのですよ。んでもって「内容がない」とは全く思いませんので。まぁ、相当身もふたもない感じではありますけど(笑)今回も様々な真理がちりばめられておりました。
つくづくサイバラさん、表現うまいわ~。「子供は北朝鮮と思って、ウソつくこと前提でネゴシエイト」とか「子供の為にも駅前供養で」とか「家に入れても籍は入れるな」とか!それぞれの悩みに対し簡潔に、確実に急所を突いて(笑)優しさと厳しさを巧みに織り交ぜながら回答しているのがさすが。突拍子もないような回答のようで実は視野が広くて、海外をよく知っている人ならではとつくづく感じました。特別企画の母子座談会は、内容が「よりぬき毎日かあさん」の座談会と多少かぶっているところはあったけど、この母にしてこの子あり、という感じで、子供らの発言も笑いのツボを心得ていて、面白い。
悪知恵シリーズも今後続くのかな。楽しみにしてます。またAmazonの上位いっちゃって下さい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書・NF
感想投稿日 : 2014年6月7日
読了日 : 2014年6月7日
本棚登録日 : 2014年6月4日

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