地方の女子高生たちを描いた、連作短編集。ある意味ありふれているけど、かけがえのない十代の日常を、こんなに丁寧に愛おしく描くんだと心が震えた。
妙に自意識過剰だったり、容姿にコンプレックスを感じて思うようにおしゃれできなかったり、だからこそ恋心を封じ込めてしまったり。さえない自分の高校時代の思い出とも重なる、泣き笑いの繰り返しが懐かしい。
印象に残る台詞が随所に現れ、その都度グッとくる。大人の自分でさえ救われる言葉がたくさんあり、読んでいて涙が出そうになった。大人は勿論、十代にも是非読んで欲しいな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2020年11月13日
- 読了日 : 2020年11月13日
- 本棚登録日 : 2020年11月13日
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