書店のPOPにあおられ、衝動買い。作品についての予備知識もなく衿沢世衣子さんの作品も初読みなので、正直賭けだったが……結果、大当たりでした。さすがあゆみコミック大賞作品!
「10代と冒険、音楽と子ども、秘められた不思議ー。」その帯文句通り、シュールでくすっと笑えてピリっと痛くてちょっと甘くて。賑やかさと寂しさが共存している、作品全体に漂う空気感がすごく好きだ。何で今まで衿沢作品を読んでこなかったのかと軽く後悔すらしている。
読むほどにジワる短編ばかり、それぞれについて語りたいところだが…敢えて、何も知らずに私のように読んで欲しいなという気持ちも少しある。
財布の紐をゆるませてくれた書店さん、ありがとう。元書店員としては、POPきっかけの出会いが最高だったことの喜び、ハンパないです(最近こういうこと滅多にないので)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2019年7月13日
- 読了日 : 2019年7月13日
- 本棚登録日 : 2019年7月3日
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