夏物語にも通じるところがあるような、子どもが望んだわけでもないのに子ども=新たな世界を生んでもいいのか、というテーマを感じた。
「私」はどこにあるのか、脳という人は多いけれど脳がない状態を経験したことはないからそうは言い切れない、だからわたしは奥歯に私が詰まっていることにした。わたしは歯が痛んだことがないから、痛いことがあったらそれを奥歯に詰め込んで蓋をする、という。私=痛みの蓄積?
雪国の冒頭の主語は何なのか、私は、ではなく、神秘的で美しい。
エッセイとか小説とか言うよりは、リズミカルな関西弁の詩、って感じ。
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- 感想投稿日 : 2022年2月6日
- 読了日 : 2022年2月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月6日
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