久々の再読。何か色々な意味で古臭くなってる。アメリカの敵=ソヴィエトという発想が古い。強く世慣れた男と世間知らずの美しい女という組み合わせもしかり。
だけどそんな欠点などどうでも良いほど、知性を持った犬アインシュタインへの深い愛情にあふれている。人の知性に加え犬らしい献身的な愛情を備えたアインシュタインは、出会った人皆を虜にする。異形のモンスターとして作られたアウトサイダーの哀しみも描かれていて、最後は大満足だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー(海外)
- 感想投稿日 : 2017年2月12日
- 読了日 : 2017年2月12日
- 本棚登録日 : 2017年2月11日
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