七人ミサキ。知らない怪異だったのだが、割と有名なようで。結局七人ミサキは、七人ミサキが怖いというよりは、息子を思う母の妄執というか、執着というか…。理性とか、判断力とか…そういうものを失ってひとつのことにとらわれてしまった人間が一番怖いのかもしれない。あるいは、親というものに恵まれなかった小織の方なのか…。『化』の方は、最初癒されたのだが、真相が分かるとなんだか悲しくなってしまった。
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葉山透
- 感想投稿日 : 2021年5月9日
- 読了日 : 2014年3月2日
- 本棚登録日 : 2014年3月2日
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