初めて読む小川未明。
”日本のアンデルセン”と呼ばれる童話作家だったとは知らなかったけれど、この「月夜とめがね」を読んでみて得心がいった。
月夜の晩、ひとり編み物をして過ごすお婆さんのもとを訪れたのは、見知らぬめがね売りの男。そして足を傷つけたという美しい女の子。
やわらかな言葉づかいで綴られる不思議な一夜の物語。
読み途中、テーブルに置いたまま席を外していたら、戻った時には長女が読んでいるところだった。漢字も多いし世界観も大人向けの絵本だとばかり思っていたけれど、なんと最後まで読めたとのことで嬉しい。さすが小川未明、日本のアンデルセン。
読書状況:読み終わった
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名著
- 感想投稿日 : 2021年10月4日
- 読了日 : 2021年10月2日
- 本棚登録日 : 2021年10月2日
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