冒頭の教授との対話の中で「宗教なくして如何にして道徳を学べるのか」という価値観の違いに、なるほど日本固有の道徳観というものが語られるのだと悟る。
昔の武士と言えば、野蛮なイメージを持たれがち(特に当時の時代背景を踏まえ、その時代の外国の方から見れば尚更)と思うのだが、弁明するでなく堂々たる文体で描かれている本書は、日本人としては一度読んでおくべきと言われても納得
新戸部博士の思慮深さもよく伝わってくる。5千円札の人物は伊達じゃなかった()
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月2日
- 読了日 : 2022年10月2日
- 本棚登録日 : 2022年10月2日
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