奇談蒐集家 太田忠司
幻想の現実化と現実の幻想化
解説井上雅彦さんの言葉より
storobeiiy hill を訪れる6人の口から語られる不思議な物語。
物語は現実なのか幻想なのか??
正直読みはじめは種明かしにも大きな驚きがなく、
こんなものかな、と思っていた。
が、後半でそれが見事にひっくり返る。
幻想が現実化していくからこそ味わえる
現実の幻想化。
内容自体はそこまで新しさはないし、
ふうん、という感じで終わりそうなものだけれど
話の内容と構成そして最終話が秀逸だった。
恵美酒と氷坂は、どこかに本当に存在するのかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(未所有)
- 感想投稿日 : 2014年5月25日
- 読了日 : 2014年5月19日
- 本棚登録日 : 2014年5月19日
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