奇談蒐集家 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2011年11月20日発売)
3.27
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奇談蒐集家 太田忠司

幻想の現実化と現実の幻想化

解説井上雅彦さんの言葉より

storobeiiy hill を訪れる6人の口から語られる不思議な物語。
物語は現実なのか幻想なのか??

正直読みはじめは種明かしにも大きな驚きがなく、
こんなものかな、と思っていた。
が、後半でそれが見事にひっくり返る。

幻想が現実化していくからこそ味わえる
現実の幻想化。

内容自体はそこまで新しさはないし、
ふうん、という感じで終わりそうなものだけれど
話の内容と構成そして最終話が秀逸だった。

恵美酒と氷坂は、どこかに本当に存在するのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(未所有)
感想投稿日 : 2014年5月25日
読了日 : 2014年5月19日
本棚登録日 : 2014年5月19日

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