救命救急フライトドクター 攻めの医療で命を救え!

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  • 講談社 (2011年7月8日発売)
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日本医科大学千葉北総病院救命救急センターの、
ドクターヘリ導入の始まりから現在までの記録。

阪神淡路大震災の経験から、大規模災害に対応するには
日常的にヘリコプターを飛ばさなければ、多くの負傷者を助けることは
できないと考えた益子医師。
北総病院もドクターヘリの導入を決定した。

超多忙な北総病院で、これ以上患者の受け入れを増やすことは
困難だと考える医師たちが多い中、できないとは言わずにやれる方法を考え、
運行管理者、消防、行政とのネットワークを整備して、
ドクターヘリは飛び立った。
「命を、救う」このただ一つの目的のために。

「やらない言い訳ではなく、できる方法を考える。
あきらめた瞬間に、すべての可能性がなくなる。
時間がない、お金がない、人がいないは理由にならない。
失敗から学んでいく勇気。
一番を目指すことの責任と覚悟。
意思あるところに、道はできる。」(216ページ、あとがきより)

どんな道を志す者にも、通じることですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療
感想投稿日 : 2011年10月18日
読了日 : 2011年10月17日
本棚登録日 : 2011年10月17日

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