中学受験に失敗したミズキは、今の自分を認めることができないでいた。
入学式も休んだし、授業中も寝ていることが多く、休み時間にクラスメイトと
しゃべるのも避けていた。
体育の授業で仕方なく三人四脚のグループを作った富永さんと鳥羽さんとは、
一緒にいることが多くなった。
ある日三人でいるときに、理科部に入らないかと声をかけられ、見学のつもりで
行ったら、流れで入部してしまった。
そこには、小学校3年生までいっしょだったカナトもいた。
夕ぐれの公園を二人で駆け回った楽しい思い出があったけれど、今はカナトも
何があったのか表情が固いし、ミズキも以前の自分には戻れなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
YA
- 感想投稿日 : 2013年12月5日
- 読了日 : 2013年12月5日
- 本棚登録日 : 2013年12月5日
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