ジョニー・ウィアー自伝 Welcome to My World

  • 新書館 (2011年3月23日発売)
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感想 : 9
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アメリカのフィギュア・スケーター、ジョニー・ウィアーの自伝。

ジョニーがスケートを本格的に始めたのは意外と遅く、12歳だった。
もともと運動神経がよく、すぐに頭角を現したジョニーは、アメリカ代表を
期待されるほどの選手になった。
しかし常にトップを期待されるプレッシャーに押しつぶされ、
思春期の難しい年頃も重り、ジョニーは周囲の期待に自ら背いてしまった。
連盟の信頼を失い、なかなか認めてもらうことはできなくなったが、
ジョニーはスケートから離れることはできなかった。

2度のオリンピックを経験したトップスケーターで、日本でも人気の高い選手です。
ゲイであることも、連盟から煙たがれた一因かもしれませんが、
この競技が「連盟のお気に入りの選手が勝つ」ということを
身をもって教えてくれたジョニー。
完璧な演技で終えたバンクーバーオリンピックでは、
観客の納得のいくジャッジがなされませんでした。
そのときのジョニーは、こうなることが分かっていたかのように、
観客のざわめきを静かになだめたのでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ
感想投稿日 : 2011年5月23日
読了日 : 2011年5月20日
本棚登録日 : 2011年5月20日

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