本巻もナツキスバルにとって厳しい試練の巻となる。まるで白鯨討伐前の何度やってもバッドエンディングを繰り返すあの時のように。
今回も登場するかつての魔女達!取り敢えず全員集合のようではあるが最後の最後でまさかの・・・
本巻で最も考えさせられたのはナツキスバルが死なざるをえなかった世界について。
ナツキスバルは努力を惜しまなかった、より良い結果を掴むために最短のルートを選んできたと思う。しかしそこにはナツキスバルが死んだ世界、置き去りにされた世界が在る!(かもしれない)
置き去りにされた、エミリアがベアトリスがユリウス達が自責の念に駆られながらも生きて行かなければならない。
それを考えると非常にせつない・・・
しかし、どうしようもないのも事実ではある。
自分の力が及ばない世界を嘆く事しか出来ないのであれば、ナツキスバルの死んだ後の世界を生きる人々の心の強さを願うしかないのではと、私は思う・・・
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年6月22日
- 読了日 : 2020年6月22日
- 本棚登録日 : 2020年6月22日
みんなの感想をみる