もののふの国 (中公文庫 あ 88-2)

著者 :
  • 中央公論新社 (2022年12月21日発売)
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感想 : 37
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螺旋プロジェクトの私にとっての7作品目!

今回の時代はプロジェクト中最長の900年超!!!
平将門〜西郷隆盛まで・・・

入れ替わり立ち替わり登場する海と山の一族の両方の特徴を持つ長老達は、歴史を刻む者たちを促す・・・

歴史を刻む者たちは不遇と戦い、光明を掴み、栄え滅びていく。
祇園精舎で始まる平家物語のように歴史の長い目で見れば勝者の一族はいずれ敗者の一族となってしまう・・・

螺旋プロジェクトだからこそ、900年の歴史に一本の串を通して読むことができる、武士の生きた時代の物語ダイジェスト!
→楠木正成や平将門について、もう少し掘り下げて読みたいと思った!

政治のあり方や、統治者がどのような階級の人達がと言うことは、その時代を生きる人達にとってはどうする事も出来ない、受け入れなければならない事!
今の時代は平和と民主主義が私達に豊かさをもたらしてくれてはいるが、未来の人たちから見たら私達の良い時代なのでしょうか?


良い時代であれば良いなぁと思います。




因みに、螺旋プロジェクトも残すところ一作
ここまで長かった・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夏の読書感想文
感想投稿日 : 2023年8月13日
読了日 : 2023年8月13日
本棚登録日 : 2023年8月13日

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